ハイエースのECUの修理依頼です。こちらもやはりどこの車の電気屋さんでも受け付けていないとの事でご相談がありました。
ECUの場合、コンデンサ交換、パターン修復は受けていますが、それ以外のICなどが壊れている場合は作業をしても直らない可能性があるという事をご了承いただき、作業に入ります。
ん？このECUは一度直されているみたいですね。ジャンプ配線が施されています。
後半の写真でわかりますが、恐らく以前の修理では液漏れしたコンデンサだけ交換したんだと思われます。
下の写真の左下のコンデンサの部分がパターンも削ってあり、ジャンパーされている部分の裏なので、ここだけの交換をされたっぽいですね。
電解コンデンサを交換する場合は全て交換した方が良いです。そうしないと時間差で今回の様に古いままのコンデンサが壊れます。
↓ここは古いままのコンデンサなので液漏れしてしまっています。それもしてのIC付近まで腐食させてる感じがあります。IC本体に影響がなければ良いですが。。。
ここもハンダの状態を見た感じ古いままっぽいです。
以前に交換してあるコンデンサですが、念のため一緒に交換します。
それでは各所の液漏れによって腐食した部分の修正を行っていきます。↓パターン配線が切れています。
0.1ｍｍのワイヤーで繋げてあげます。
チップコンデンサ付近のパターンも腐食で切れていますね。他の切れている所も同様に繋げていきます。
IC付近の腐食している部分もクリーニング。
後はレジスト剤で保護し、すべてのコンデンサを交換して、防水剤を塗布して作業完了です。
後日、車は無事に動いているとご報告ありました。良かったです☆