HPのノートパソコンの水没故障です。
水濡れ故障と言っても起動しないとかいうレベルではなく、幸い一部のキーが反応しなくなってしまった故障です。
水濡れ直後に持ち込みされまして、すぐに洗浄作業を行いました。
洗浄後、しっかり乾燥後、基板のチェックをした所、上記のキーボード故障のみの判定となりました。
さてここからがこの機種は大変でした。プラリベットで直付けされているタイプです。。。
カッタータイプのハンダごてを使い一個一個溶かして外します。
外したら新しいキーボードを逆の手順で接着します。2液タイプのパテ?というか接着剤を使います。例えば、アロンアルファだとまわりが白くなったりしてダメなので、強度的にも2液タイプが良いと思います。
※白キーボードが無かったため、苦渋の選択で交換後にキートップをもとの白と交換するという事にしました。
一気に全部接着出来ないので何か所かずつ丁寧に接着させていきます。大変。。
なんやかんやして接着完了後、今度はキートップ交換です。これも大変です。
全て完了しました。マザーボードの回路修理とかより、こーゆー修理の方が大変化もしれない(笑)
この作り方という事は、恐らくメーカーに修理に出すと、キーボードだけじゃなく、パームレストから丸ごと交換、そして水濡れなのでマザーボード交換までされてしまうでしょうね。
お客様もキーボードだけで済んで良かったと喜ばれておりました。こちらこそご来店ありがとうございました。
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